つれづれ手帖

アラフォー。純ジャパ。国際結婚。

「でしょう」と「でしょう?」は何が違うのと聞かれた

わたしたちは夜な夜な「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」のアプリを使って、ゲーム感覚で英訳・日訳をして楽しんでいる。

 

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

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やり方は簡単。まずアプリに出てくる日本語を見てわたしがそれを口頭で英訳。それを聞いた彼が日本語に訳す、と言うもの。

 
ある日のこと。
willを使った構文が出てきた。

willには単純未来と意思未来のふたつの意味がある。

単純未来とは、自然のなりゆきで確実に起こる未来を表す。
たとえば、

I will be twenty years old next year.
わたしは来年二十歳になります。

そして、意思未来は主語の意思による未来を表す。

I will do it.
わたしはそれをやるだろう。

 

と、そこまではいいのだが、彼はそれを「わたしは来年二十歳になるでしょう
と訳す。
いや、そこは「でしょう」はいらないよ、とわたしが言うと、
かつて習った日本語の先生が、willは未来のことだから〜でしょうと訳せと言っていた。と言う。

たしかにわたしも学校でwillは未来のことだから、〜だろう、〜でしょうと訳すと習ったが、実際問題わたしたちが会話で「わたしは来年二十歳になるだろう」なんて言うと、「いやそらそうでしょうよ。一年ごとに歳取りますからね。自分の歳もあやふやなのか、この人は?」となってしまう。

なので、100%そうなることがわかっている、自動的にそうなる未来のときは、〜でしょうはつけなくていいよ、と説明して納得してもらった。


willのでしょう問題が終わったと思っていたら、彼が

「でしょう?とでしょうは何が違うの? What's the difference between でしょう and でしょう?? 全部ひらがな?漢字?同じ言葉なのに意味違うの?どういう意味?」

と畳み掛けるように聞いてきた。
…意味…。意味?

「でしょう?」は「知ってるでしょう?」「知ってたでしょう?」とか、相手に念を押したり、同意を求めたりするときに使う。
英語では〜,don't you?とか ,didn't you?とかその類だ。 ,right?もそうだ。

「でしょう」は〜だろう、つまり先ほどのwillが妥当。

そう説明すると、耳で聞き分ける方法はないのか、と言われた。

 

…前後のニュアンスで感じ取ってくれ…!

 

としか言えぬ自分。すまぬ。あとは自分で頑張っていただきたい。


こんな風に同時に同じ文章を英語と日本語で比べてみると、日本語の難しさがものすごくよくわかる。
日本語は書き言葉と話し言葉があまりにも違いすぎるが、英語はその点いたってシンプルだ。テキストに載っている文章がそのまんま、会話でちゃんと使える。
日本語のテキストに載っている文章は、会話で使うと堅苦しくてまどろっこしい。

日本語のフクザツな言い回しを客観的に見ると、英語使って喋った方が早いやん!と思うのだけど、とっさに日本語を使ってしまうのだよな〜。ハハハー。