それほんとに美味しいの?
この間猫舌の話をした。
もれなく我がダーリンも猫舌である。
鍋は完全に冷やして食べるのだが、その食べ方がおかしいので紹介したい。
まず、土鍋から熱々の具材をお椀に山盛り取る。
この時点で、猫舌なんだから、そんなに山盛り入れたら熱くて食べられないよ!という注意はもうかれこれ20回はした。
が、彼は言うことを聞かないので今はもうそっとしている。
で。
次に、お椀の中で湯気がもうもうと立つ具材を、少しずつご飯の上に乗せる。
この時点で意味が分からない。
白菜やらネギやら豚肉やらくずきりやらオンザ白米。
それをご飯といっしょに食べる…かと思いきや、その上にマヨネーズをかけて、鍋の具マヨかけ丼にして食べるのである。
みなまで言うな、気持ち悪いことはわかっている。
どう考えても鍋の美味しい時期を無視している。
もちろん鍋の良さゼロ。
そりゃ冷えて食べやすいであろう。
空気に触れた具材は、冷たいマヨネーズのおかげでさらに冷えているだろうからな。
しかし鍋というのは熱いものをフーフーして食べるから美味いんだ!
どの口が「冬に鍋を食べると体があったかくなるからいいね」と言っているんだ!!
それはもう完全に冷えてるし!!鍋の味すらしないだろ!!
何度見てもその食べ方には賛同できないのだが、本人はいたって真面目。
「try this?」と言って勧めてくるくらいにその食べ方が気に入っている模様。
いや結構です。
わたしはいつもそれを丁重に断って熱々の具材を少しずつお椀に取り、熱いうちに口へ運ぶのであった。