つれづれ手帖

アラフォー。純ジャパ。国際結婚。

アラフォーが出会いを掴むために必要なこと

既婚者は既婚者同士、ママはママ同士、独身は独身同士がつるむ。

 

というのはよくある話である。

学校が変わったら友達が変わる、社会人になったら友達が変わる、ということと同じ延長線上にある話だ。

特にそれは女子に多い。

 

 

 半径5メートルに「婚活するのもな〜」「マッチングアプリとかいいって聞くけど…」「相談所はまだ…」と言って、仕事と家の往復プラスちょっと趣味を楽しんでいる生活の中で奇跡的にイケメンハイスペックの男性が現れて恋に落ちると信じているアラフォー女性がいる。

 

10000%おらん。

 

とわたしは口を酸っぱくして言っているのだが全く聞いちゃいない。

聞かんかい!

 

わたしはそんな女子会の輪にいながら、誰にも言わないで英語の勉強を再開した。

そこで今のダーリンと知り合い、連絡を取り合うようになった。

意気投合して実際に会おうという話になった。

会ってみたらものすごくステキな人だと思った。

付き合い始め、結婚が決まり、引っ越しをすることが決まったところで少しずつ友人たちに報告したのである。

時間にして1年未満のことである。

遠距離恋愛をしていたので、会いに行ったり、向こうが会いに来ていたりしたこともあったが、それすら内緒にしていた。

知っていたのは家族だけ。

 

わたしのこの行動に対して、言葉にこそしなかったけれど、あからさまに嫌悪感を抱いていた人もいた。

ごくごくわずかではあるが。

でもわたしは大切な出会いだと直感で感じていたからこそ、自分の気持ちを大事にしたかった。

 

もちろん、誰かのアドバイスがいつも無意味だったとは思わない。

いい風に作用したこともたくさんある。勇気ももらったし、後押ししてもらったこともある。

それでも、やはり誰にも話す気にはなれなかった。

 

わたしはとても慎重な人間で、ネットで出会った人と実際に会ったのは彼が初めてなのである。

そのくらいガチ中のガチの保守的人間。

そのわたしを知っている友人が、わたしが彼に会いに行くといえばどう言うだろう。

「大丈夫!?」

となることは目に見えていた。

 

実際、いろいろとことが進んだ後に報告をしてからでも、言いにくそうに「ほんとうに

大丈夫?」と言われたもんだ。

 

そのときに、やっぱり言わなくて正解だったな、と心底思ったのである。

それはその友人を否定しているわけではない。

いつもいつも、自分を守って新しい方へ進めないわたしが、誰かの「やめときなよ」の言葉に安心してもし彼に会いに行かなかったら、この出会いはなかったのである。

そう思うとやはり、自分をよく知る友人からのアドバイスを受けなかったことのよさもあるのでは?と思うのだ。特に独身の。

 

というのも、現にわたしがこの話をして、「よかったね!!」と開口一番に言ってくれたのは皆既婚者であった。

 

なんとも皮肉な話であるが、これが現実である。 

モチのロン(古)で独身女性が皆そうではない。

けれど否定的な言葉を言う人は皆独身で、彼氏がいない人であったことは事実…。

 

自分が結婚するという立場になって初めて、そこの大きな差を知ることになった。

自分も今までそんな風に誰かの足を引っ張ってきたこともあるだろう。

当事者が気づいていないとんでもないクズ男と別れされることは友人の大切な使命ではあるが、知らず知らずのうちに大切な芽を摘んでいることもあると自覚せねばならぬ。

 

半径5メートルにいる女子会しまくって奇跡の出会いを求めている友人に、抜けがけと呼ばれてもいいから、早くその輪から飛び出してほしいと常々言っている。

そうだよね、そうだよね、と言いながらまた彼女は日々の生活に戻っていく。

 

まったく真剣に聞いちゃいねぇ!!!