つれづれ手帖

アラフォー。純ジャパ。国際結婚。

ときめき問題再び

ときめきがないと死ぬ、と言っている友人(アラフォー)から再び連絡があった。

kumahat.hatenablog.jp

 

やはりときめきがないと生きていけないという。

ときめきがないと好きになれない、 好きになるにはときめきが必要だ、となかなかの熱量である。

わたしの反応があまりよくないもんで、「あんたはダンナにときめきを感じなかったのか?」と言われた。

 

ブーメランが返ってきたのでわたしも考えてみることに。

果たしてわたしはダーリンにときめきを感じているのだろうか?

今まで結婚にピンときていなかったのに、なぜ彼だったのか、それも日本人でなく異国の人!

 

ところでわたしは超ド級の慎重派で有名である(誰に)。

石橋は叩きまくって割って壊して渡らないようなタイプ。

こち亀に出てくる根画手部不吉の気持ちがまぁまぁ分からなくもないので結構なヤバさだと自覚済み。

そんなわたしが全てをほっぽり投げて (そんな重い荷物はなかったけれど)ダー様のところへ飛び込んだわけだが、不思議とこの件に関しては何の心配も感じなかったのである。

それは妙そこはかとなく感じた安心感。これに尽きる。

 

さて、これがときめきとイコールなのだろうか。

彼女の言うときめきの定義は、

  • キュンキュンする
  • ドキドキする
  • ある程度の強引さ

である。

 

わたしの場合、キュンキュンとかドキドキとかいうよりも、むしろこの安心感がすごく大事なことであった。

それはわたしが不安になる暇もない安心感、である。

 

ではこの安心感を感じたのはいつか、と聞かれたら、初めて旅行をした時である。

初っ端の旅行で4泊5日の旅を敢行したわたしたち。

これもわたしからしてみれば、ほぼ素行の知れぬ異国人(いい人だとはわかっていたが)と5日間も一緒にいるのはなかなかの大冒険である。

旅先は日本のとある場所であったが、電車の乗り継ぎも、食事も、道も全部さっさと彼が調べてくれた

わたしは旅の途中で、なんでこんなにも楽チンなんだろう?と思ったのだが、彼のこれらの行動がわたしを心底リラックスさせてくれていたのだと気づいた。

 

わたしはこれまで、誰かと旅行するとか、出かけるとか、食事に行くとかするたびに、いつもわたしが仕切って計画を立てる係になっていた。

しかしながら、残念なお知らせであるが、わたしはこのキャラクターではない

計画を立てるのは楽しいのだが、なまじっかしっかりしているせいで、もんのすごい気を使う性分だということを周りも自分もうっかり忘れており、めちゃめちゃ疲れるのである。

 

そういうわけで彼との旅で、わたしは存分に楽しむことに専念できた。

彼は性格上、自分がオススメする場所に誰かを連れて行きたいタイプ。わたしはどこでもいいタイプ。

こういう二人がいたら、絶対こだわりがある方が計画を立てる方がうまく行く。

その役割が自然とできていたのがわたしが安心感を感じた大きな理由である。

 

わたしの彼に対するときめきは何かと聞かれたら、この安心感にあると思う。

旅行の話は一例だが、彼はとにかく誠実さを絵に描いたような人柄の持ち主なので、わたしは一切彼に対して不安に思うことがなかったのである。

とかくわたしの答えは友人の期待するものではなかったので、お互いブーメランを投げあったが相入れることはなかったのだが。

 

でも、やっぱり生活はどれだけ穏やかに暮らせることができるか、だと思うのだ。

夫となる人に、日々ドキドキとかキュンキュンとかしてたら疲れて仕方ないぞ。