カタカナ、クレイジー!
日本に渦巻くカタカナに違和感を覚える英語圏の人は多いであろう。
ダーリンもそのひとり。
このあいだのこと。
夫の最近の疑問は、
「トイレットペーパーっていう時はトイレットなのに、どうしてトイレはトイレットって言わないのか?」
ということらしい。
「カタカナ言葉を決めたおじさん(かどうか知らんが)が、『よし、トイレはトイレ。トイレットペーパーはトイレットね』って決めたの?なんで?」
「そもそもカタカナ言葉って何!どうせだったら英単語そのまま使えばいいじゃん!」
たしかに。
そもそもこのカタカナが存在することが、日本人の英語学習がよくならない理由の一つのような気がしてならん。
世にはびこるカタカナが、英単語そのままの意味を保ち、さらに発音も限りなく近いものであれば、英単語を覚える手間がちょっとは省けていると思う。
人のせい、というか歴史のせいにしてみる。
文句が壮大。
例えばパン。
わたしたちがパンと言えば食べるパンを指すのは世の常。
しかし一見英語っぽいこのパン、英語では通じない。
パンはフライパンのこと。パンはbreadである。
食パンはsliced bread。white breadとも言う。
…そもそもパンどっからきてん!!!
パンのパすらあらへんがな!
いやマジで、パンってどっから来たの?
ブレッドどこ行ったん。
ブレッドどこー!!
と思って調べたら、スペイン語でpanと言うらしいでないか。
いろんな国の言葉混ぜてカタカナ作っておるな…(ワナワナ…!)。
…いや待て、そうだった。
そもそもカタカナ英語って外来語のこと…。
英語に限ったことじゃなかったんだった。
基本中の基本!うっかり!
ポルトガルとかフランスとかな!
いろんなとこから来てるんやった!
英語圏の夫からすりゃ、訳わからんカタカナ言葉たくさんあるわけや。
そう考えると日本語は実にややこしい。
漢字は無限にあるし、言葉は複雑だし、言い回しややこしいし覚えることがありすぎる。
この言語を使いこなしている我々、なかなかクレバーであると思う。
夫はあまり日本語が得意ではないのだが、考えることが好きなので日本語の不思議なところに目が行きがち。
こないだ車を走らせていたときに、
「そば」「ソバ」「蕎麦」の使い分けの意図は何?と聞かれて、無視する以外答えが見つからなかった。
無視してすまぬ、夫。
しっかり聞こえていたし、起きていた。
つーか知らん!深い意味ない!多分!
いや、私が知らないだけで、意味はあるのかもしれぬ…(調べてやれ)。