つれづれ手帖

アラフォー。純ジャパ。国際結婚。

似た者夫婦かそうでないか

皆さんは奥さんや旦那さんと趣味や好みはどのくらい合いますか?

また、性格はどのくらい似ていて、どのくらい違いますか?

この間、友人と話していて、

夫婦って真逆のタイプ、多くない? 」という話になり…。

 

かくいうわたしは、ほぼ合わん

音楽の趣味も、映画も、テレビも、ファッションも、ぜんっぜん合わん
今でこそアウトドア派の夫の連れられて、アウトドアをかじるようになったけれど、わたしはどっちかというとインドア派で、家で本を読んだり、図書館で本を読んだり、カフェで本を読んだり(本ばっか!)するのが好き。
夫はすきあらば身体を動かし、天気を気にして景色の移り変わりを心底楽しんでいる。

音楽でいえば、夫はクラブ系の音楽が好きで、特に好きなのはドラムンベース。イギリス人やったらギターロックちゃうんかい(偏見)。
わたしはまぁなんでも聴くっちゃあ聴くけど、メロディがきれいでわかりやすいものが好きで、歌があればよりいい。日本の音楽はもちろん好きだし、流行りのものも、アングラなものも、色々雑食で聴く。しかしドラムンベースって何よ。リズムしかないんかい。
車に乗っているときにかける音楽は、どっちかが「我慢」しているということになる。
基本夫が運転するためBGMの決定権も夫の方がある…。よってドラムンベースに詳しくなるという現状。

 

さらに映画に関しては、夫はサバイバルムービーや、ちょっとシリアスな社会派ムービー、メッセージ性の強いものを好み、わたしはそもそも映画をあんまり見ない(話にならん)のだが、普段映画を見ないからこそ、サバイバルムービーとか見たくないわけ。どうせ見るなら明るくてハッピーなやつ見るわ。なんか心にズドンと響くメッセージとかむしろ込めんといてほしいわ。(お前は二度と映画見るな)

  

ただ、ありがたいことにごはんのおいしい、おいしくない、は合う

これはかなりポイントでかい。
これだけで先述の不一致をすべてカバーしていると言っていい。
夫はイギリス人だから、もちろん日本人のようになんでも食べられるかって言ったらそうじゃないけど、日本人の偏食野郎よりはよっぽど食べられる。


よくよく考えたら若い頃、例えば20代の頃は、彼氏となんでも共有したい人間だった。
ミーハーなわたしは、一緒にライブに行ったり、買い物に行ったり、新しくできた話題のスポットに行ったり、なんでも彼氏と共有したかった。
そういうことができるのが、異性とウマが合うかどうかを測る一種の物差しでもあった。

だけど、別にそういうことが一緒にできなくても一緒にいて居心地がいい人がいるということがわかったのは、わたしが歳をとったからなのか。
もし彼との出会いがあと10年早かったら、きっとお付き合いすらしていないはず。
一緒に夏フェスも行けないなんて言語道断!(20代はあらゆる夏フェスに行きまくっていた。夫は人混みが嫌いなので音楽は好きだがフェスは興味ないタイプ)と言ってのけていただろう。
今となってみりゃ、こっちが夏フェスにあんま興味なくなってきたんだから人間は分からん。(老いた)
あの頃は、夏フェスほど楽しいものなんてないと思っていたし、ライフワークにしたいとさえ思っていたのに。

 

結局、そういうもんなのかもしれん。
絶対譲れないということも、意外とそうではないことになることだってある。
生理的に無理なのはあかんけど。

 

それに、自分に興味のないこともやってみると意外とよかったりするもんなのだ。
食わず嫌いって結構あるんだなってことが分かっただけでも、人生得した気分だ。

 

って何が言いたかったかというと、特に趣味なんて合わなくても根底にあるものが居心地良かったら、別に何も心配することはないんじゃないかってこと。