つれづれ手帖

アラフォー。純ジャパ。国際結婚。

スキンシップは大切だ

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男女限らずスキンシップが上手な人はモテると言われる。
デートで初めて手を繋ぐタイミングや、ちょっとした時に体に触れるナチュラルさで、女子は男子にコロッと行ってしまうのである。


しかし身近なところを改めて見てみると、スキンシップが上手な人は総じてチャラいような気がしてならん。

いい感じのスキンシップっていつもなんかちょっとチャラい。
それが相手にとってなんか心地よかったりした時に、おそらくモテるのであろう。

チャラいとモテるの境界線はいつの時代も曖昧だ。

 

わたしと夫の場合はちょっと特殊である。
夫と初めて手を繋いだのは、初めてのデートの時だった。
きっかけはとてもわかりやすい。
それは、わたしが足を怪我したから。
会って早々に足を捻り、いででででで!!!となって、「す、すいませんちょっと手を…」となり、そこから手を繋いでもらっていた。
キュンとかドッキドキドン!じゃなくてそれはもう単に介助である。
しかしそれがあったから、手を繋ぐことが非常にナチュラルになった。

 

夫の両親は歩く時に手を繋いだり、腕を組んだりする。
わたしの両親は絶対にしない。
もしわたしの両親がそれをしていたら「足でも怪我したんかいな」と心配が増えるし、見ちゃいかんものを見た気がしてちょっと、いやかなり焦る。

しかし夫の両親はなんの違和感もない。わたしの両親よりも10歳くらい年上だけど、ぜんっぜん違和感がない。むしろ普通。
目にも留まらないくらいに自然なのだ。
もちろん夫だってそれを見て何も言わないし、もしかして見てすらないのかもしれない。
足元が悪いところや車がバンバン通るところではさっと手を取ることは当たり前。

夫は街中で堂々とスキンシップを取るタイプではない。
手を繋いで歩くことは普通だけど、いわゆる外でキスしたりハグしたり、なんならちょっとおっぱじまってしまうんじゃないの?って見てるこっちが不安になるようなイチャコラなんかは絶対にしない。
以前、音を立てるの禁止、おしゃべりも禁止という美術館で、外国人がめっちゃキスしてて笑いそうになったけど、そういうことは一切ない。
そういうことをしない人だから付き合ってられるのだけど。

 

もちろん人前で触れることだけがスキンシップではない。
自宅で二人きりのときに取るスキンシップでじゅうぶんである。
わたしは夫と付き合うようになってから、スキンシップに抵抗がなくなった。
それまでぴったりくっついたり、肌に触れたりということが苦手だったので、素直に甘えられることはすごく嬉しい。



どんだけごめんなさいを積むよりも、苦手な愛してるを言うよりも、一度ぎゅうっとハグをすればその気持ちは全部伝わっているような気がするし、手を繋いでみて思ったよりも冷たいとかあったかいとか、そういうことを体温からじんわり感じることで、より仲良くなれている気がする。

夫と一緒に過ごすようになって、スキンシップの大切さは日に日に実感している。
恋人に甘えたくても甘えられなかったわたしにとって、夫がそれを受け入れてくれるだけで、ものすごく心が満たされている。