つれづれ手帖

アラフォー。純ジャパ。国際結婚。

いま、結婚式を開くか否か

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コロナウイルスの影響はいろんなところに歪みを生んでいる。

周りに、結婚式を開くか否かで死ぬほど迷った挙句、決行した人、延期にした人がいる。
決行した人とは直接的な友人ではないが、招待された友人は、なんとも言えない微妙な雰囲気だったと言っていた。もちろん、お祝いごとだかおめでとうの気持ちで集まっていることは事実だが、真水にインクを一滴垂らすような、そういう思いがどこかにはあったと言う。そんな気持ちになってしまうことも決して責められない。

ただ、その結婚式が開かれた場所は発症例もとても少なく、今のところ穏やかな場所である。だけど、結婚式は遠方からの出席者も含まれる宴。東京から来るはずだったゲストの空席を含め、行く人かの欠席者がいたらしい。

 

わたしだったらどうするかな、と考えた。
わたしの結婚式は家族だけでこぢんまりとした式であった。しかし夫の家族が10人以上イングランドからやってきたので、そういう意味では決してふつうの挙式ではなかった。これが1年ずれて今年だったら、おそらく、というか絶対に結婚式はできなかっただろう。

まず家族が来れない。飛行機も飛ばない。旅行なんて軽々しいことはできない。となるとわたしは多分、入籍だけで済ませたと思う。その選択肢しかない。

では、わたしが日本人の彼と結婚して結婚式を挙げる予定にしていたらどうか。
東京などの大都市でなく、静かで穏やかな田舎の街で。

それでも、ド慎重派のわたしは延期か中止にしていたと思う。自分たちが感染せずとも、誰かが感染するかもしれない。感染していて無症状無自覚の人が誰かに移すかもしれない。そんな目に見えない可能性が少しでもあるならば、わたしは怖くて決行できない。あと、ゲストに気を遣わせたくない。「こんな時だから欠席してもいいよ」といくらこちらが言っても、ほな欠席しますわーと言い出しにくかろう。日本人の場合特に。だから主催者側が決めてあげないと、ゲストに変な気苦労をさせてしまいかねない。それを思うだけでこっちの心労がたまる。ならばもうキャンセル料がかかろうともわたしは式を延期する。

 

結婚式の延期を決めた友人は、入籍だけ先に済ませて、今は新婚生活をスタートさせている。結婚式は4月の頭を予定していた。今からちょうど2週間ほど前に延期を決めたらしいが、決めた時は心底ホッとしたと言っていた。この安心感をお金で買えるなら、キャンセル料なんて痛くない。とも。そのくらい悩んだということだ。
田舎だしいけるかな、という思いも当然あったらしいが、不安がゼロになるわけじゃない。それにやっぱり彼女も「わたしらが決めへんと、みんな欠席できへん。欠席したかったけどお祝いだからって、みんなに来てもらうのは心苦しすぎる」との考えであった。

 

とはいえ、大きな節目には人それぞれ譲れない理由もあるだろう。高齢の家族がいて、今花嫁姿を見せてあげたいという事情だってあるかもしれないし。

うーん。難しい。難しいけれど、2月と3月、3月と4月で事態は大きく変わってきた。どれがよい選択なのか、今のわたしには関係ないけど考えてしまう。