つれづれ手帖

つれづれ手帖

アラフォー。純ジャパ。国際結婚。

I Feel Pretty アイ・フィール・プリティ!を観た。

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気づいたらクリスマスになっていた…!というのは大げさだが、あながち間違ってもいない。今年もあと1週間程度で終わるっていうのはちょっとびっくり。来年は2020。2000年になる瞬間、2000年問題でソワソワしていたあの頃のこと、手に取るように覚えてるというのに。時の流れははえーな。
というわけでメリークリスマス(遅)。みなさんはクリスマスはどうお過ごしですか?
わたしは夫がまだ冬休みに入らないので、夕飯にチキンを使う(唐揚げ)くらいで平常運転でした。

 

さて、わたしはボーッと見れるラブコメが大好きなのだが、この間primeでたまたま見た「アイ・フィール・プリティ 人生最高のハプニング」という映画が予想外におもしろかったので記す。
結末はネタバレしてないけど、いろいろ書いている気をつけて。

 

 

 

アイ・フィール・プリティ!人生最高のハプニングのあらすじ

主人公レネーはとても卑屈な性格で、ぽっちゃりで可愛くない自分の容姿にも自信が持てずにいた。彼女の仕事は化粧品会社のウェブサイト管理。職場はきらびやかな本社ではなく、チャイナタウン(それも地下室)。ある時、ジムで転倒して気を失ったレネーは、目を覚ました時に自分の姿が究極の美人に生まれ変わっていた(ようにレネーには見えるだけで、実際は変わっていない)ところから人生が激変!自信に満ち溢れ、美人しか採用されないという本社の受付の仕事にも応募し合格する。レネーが元々持っていた対人能力が自信によって花開き、恋も仕事も順風満帆…!?

 

 

 

転倒して頭を打ったレネーは、自分が絶世の美女に生まれ変わったと錯覚。本当は何にも変わっちゃいないのだが、自分だけは自分が美人に見える。ナイスバディに超絶美人の顔を手に入れた(と思っている)レネーは自尊心を身につける。それはもう行き過ぎなくらいの。

口笛を吹く男は自分に興味があると思うし、順番待ちの番号を尋ねられたら自分の携帯番号を聞かれたと思うし、とにかく全部勘違いなのだが、彼女のあまりの自信っぷりに周りが圧倒されながらも笑顔になっていく。

なんせ自分は美人だから、男を誘ったら絶対落とせると思ってるし、なんなら自分に興味のない男などいないとも思っている。この自意識過剰っぷりがいい感じのコメディ要素を引き出しているのだが、自尊心のおかげでいろんなことが好転する様子は、映画だからね、で終わらないような気がした。

 

自信満々でポジティブな明るさが相手を幸せにする。

シーンの中で、レネーがほぼ強制的にデートに誘い出したイーサンとデートしていた時のこと。入ったバーでビキニコンテストが行われていることを知ったレネーは、自分のようなナイスバディが出たらグランプリだわ!と言って、戸惑うイーサンをよそに急遽それに出場する。もちろん、出場者は本物のナイスバディたちばかり。ステージに立ったレネーに、観客たちは最初冷ややかな目で見るものの、でも自信に満ち溢れているレネーは怖いもの知らずで、会場を盛り上げ、自虐ネタを披露し、セクシーなダンスを披露。会場は湧きに湧いて拍手喝采となる。結果、グランプリにはなれなかったけど、それを見ていたイーサンは彼女のことを強く意識するように。

この時にバーの店主とイーサンがした会話がとても興味深かった。

店主:「さっきのレネーって子は恋人だろ?」

イーサン:「いや、友達だ。今夜が初デートだから」

店主:「詳細は興味ねぇよ。とにかく、あの子は最高だった。完璧な女だ」

イーサン:「僕もそう思うよ。あんなの初めて見た」

店主:「優勝した子は俺の姪で確かにセクシーだった。だが考えてみろ。夜道でパンクした時、一緒にいたいのは、どっちだ?絶対あんたの女に決まってる

イーサン:(うなづく)

店主:「ハイタッチだ。今夜キメろよ」

 

ダルダルのお腹に大きなお尻、太い脚を出して躍りまくるレネーに、周りは魅了された。ネーがずっとコンプレックスを抱えていた体型よりも、彼女の明るくパーソナリティにみんな夢中になった
レネーは自分がナイスバディに生まれ変わったと思っているからこそできた大胆な行動だったけど、それでも本当は少しも変わっていない見た目の彼女を、イーサンは好きになったのだ。

 

自尊心を持つこと。

自分のことを好きになったり、自信を持つことは、簡単なようでむずかしい。どんな美人にもコンプレックスはあるし、人の悩みはそれぞれで、隣の芝生が青く見えるようなもの。
同じジムに通うとてもスリムで美人の女性が彼氏にフラれたことを知ったレネーは「そんなことあるわけない」と驚くが、彼女は美人ではあるが自分に自信が持てなかった。それゆえ彼氏にフラれたのだ。

自尊心がなくて恋愛に失敗することはめちゃめちゃある。
自信がなくて不安になったり、自信がなくて指を咥えて見てるだけだったり。
でも、ちょびっとだけ勇気出したら、恋愛は自尊心を大きくしてくれる願ったり叶ったりのものだと思う。
わたし自身長年彼氏がおらず、アラフォーに差し掛かって一人という現実を目の当たりにしたときは、こんなわたしのことを好きになってくれる人など、この世の中に誰もおらんのか…と絶望の気持ちになったが、まさか日本人じゃない夫に見初められるとは思いもせず。
彼がわたしを好きになってくれたことは、わたしの小さな自尊心を大きくしてくれたと思う。

 

自尊心の落とし穴

ただ、自尊心を持つことと傲慢になることはまったくもって別物である。
レネーは誰もが羨む美貌を手に入れた(と思っているだけ)ゆえに、誰もが自分に夢中であると勘違いし、横柄は振る舞いをしてしまうことで友人と大喧嘩に発展。
レネーは何が悪いことだったのかいまいち理解できていないのだが、あるとき自分の姿が以前の姿(ってゆーかずっとソレやねんけど)に戻ってしまうというハプニングが。レネーは再び自尊心を失ってしまう。

ここまでのレネーの自尊心はいわばかりそめのものであった。なんせ自分が絶世の美女に見えていたから。腕の太さも半分、足の太さも半分、引き締まったお腹に上を向いたお尻。みたいな体を手に入れたと思っていたから。顔だって超キュート。…と思っていたから振る舞えた行動。
だけど、彼女の言動に魅了された人は確かにいた。彼女が大嫌いだった自分そのままの姿で、イーサンみたいな素敵な彼氏もできたのだ。

 

そんなわけで自尊心を失ってしまった丸裸のレネーが、どうやって自尊心を取り戻すのか。
これはぜひ本編をご覧くださいまし。
クリスマスのお供にどうぞ。女子はきっと好きなはず〜。