つれづれ手帖

アラフォー。純ジャパ。国際結婚。

全部かわいいと言ってしまう日本人

先日のことである。
ギフトのためにお花屋さんにアレンジをお願いしていたわたし。
「こんな感じになりましたよ」と送られてきた写真を見ると、たくさんの春の花を使ったとっても素敵なバスケットが!

 

「わー!見て見て!すっごくかわいい!」

 

と夫に見せると、

 

…かわいい?cuteってこと?cuteじゃないでしょ。beautifulでしょ。それを言うならきれいでしょ!

 

…あぁもう、うるさいイギリス人だな!!

 

「お花にかわいいなんておかしいよ。お花はbeautifulでしょ。cuteとは言わないよ」
「いや確かに、花畑見てかわいいとは言わないけど、この場合はこのアレンジメントがかわいいってことを言いたいの!」
「アレンジメントも花は花」

 

取りつく島もなし!!

 

 

しかしながら、この日本語がちゃんとした日本語ではないことも、わたしは重々理解している。
夫の言う方が言葉としては100パーセント正しい。


今の日本人は、なんでもかわいいと言ってしまいがち。
犬も花も食べ物も服も景色も色も何もかもかわいい♡

世の中にはキモカワとかブスカワなんて言葉も生まれる始末。
もはやかわいいって何?美味しいの?の域である。

確かにこの風潮は良くない。
何でもかんでもかわいいと言う女はいけすかん。
若けりゃいいが、己のようにアラフォーともなろう女が花のアレンジ見て「かわいい♡」だと…?

 

…猛省しかない!!
 

己を省みて、しこたま猛省していたその時、友人から新しいバッグを買ったとLINEが届いた。
その写真を見てすぐさま

 

かわいい〜!

 

と返信していたわたし。

 

無意識!!!!怖い!!!!
再び猛省するのであった。