血液型を尋ねることはWhat's the point? なこと?
「血液型なに?」
というのは、日本ではお約束の質問である。
飲み会の席などでも「AB型でしょ?」とか「O型に間違えられるけどA型です」とか、そういう会話、結構ある。
わたしはといえば、血液型占いというやつにまったく興味がなく「わたしA型の男マジ無理やねん」とか何とか言ってどの目線から物言うてんねんというような、血液型で人を判断する人にもなんの興味も湧かないのだが、さらに上を行く人が我が家にいた。
夫は自分の血液型を知らない。
一般的な知識として、外国人は自分の血液型を知らない人が多い、とは聞いたことがあったけど、本当であった。
血液型占いとか、そういうことではなく、ふつうに「そういえば血液型なに?」と聞いたとき、なんでそんなこと聞くの?と若干薄ら笑いを浮かべで聞き返されたほど、血液型を尋ねることはイギリスでは一般的でないようである。
「日本人って変なこと聞くよね!」と夫は言う。
こちとらただ血液型を聞いただけだから「そない変なこと聞きました?」という感じ極まりない。
そりゃそんな質問されることがないにしろ、普通に知ってるものじゃないの?血液型って!!自分の体のことじゃん!!
じゃあお父さんの血液型も知らないの?と聞くと「知らないよそんなの!!」と爆笑している。
なんか知らんがウケた。
知らん、分からん、とくれば余計知りたくなるのが性。
親に聞いてみろ!と言うも「聞かないよ、そんなこと!!って言うか知らないよ!!聞いてどうするの?What's the point?
」
…はい、出ました。いただきました、What's the point?
直訳するとなんの意味があるの?
彼がわたしに言う言葉ベスト10堂々ランクインのWhat's the point?
そんなわけで夫は頑として自分の血液型を知ろうとせず、この会話は終了。
わたしは彼の家族に血液型を聞いてもらうところまで持って行きたかったけれど、志半ばで強制終了されたのであった。
今度彼の家族に会う時、聞いてみよう。
なんなら家族みんなにも聞いてみようっと!
What's the point?と言われて終わるかもしれないけれど。