つれづれ手帖

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アラフォー。純ジャパ。国際結婚。

有給を取るときの夫の行動

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夫と話していて「そういう言い方は日本人はしないなぁ」と思うことが時々ある。
先日もそういう場面に出くわした。

夫がどうしても観に行きたい個展があったのだが、土日はタイミングが悪く行くことができず、あとはもう平日に行くしかない状況になってしまった。
しかし仕事が終わってからでは間に合わないので有給を取ることに。

そこで、私たち日本人なら「使用のため」とか「所用のため」とか「家庭の事情により」とか、それっぽい理由を曖昧に言って有給を取るのが普通だと思う。
会社も別に理由を求めているわけではないし、有給に理由は実は必要ないものだ。
ブラックだったら、根掘り葉掘り理由を聞かれることもあるかもしれないけど、そうでない限り、別に理由を言う必要はない。

しかし夫は「日本人は個展を見に行くから休みをくださいなんて言ったら、そんな理由で休むのかって思うよね?だからイングランドから友達が来るって言おうと思うんだけど」とわたしに言ってきた。

 

 

いやいや、あんためっちゃ詳しく説明しよるな!

 

 

「そんな詳しく言う必要ないよ。この日有給取りますって言うだけでいいよ」とわたしが言うと、夫はうーーんと渋い顔をする。
「何するのって理由聞かれたらどうするの?」とさらに夫が言うので、日本人はそんなこと聞かないよ、と答えると、夫は「なんで?」と不思議そうな顔をした。


いやあんた、聞かれたないんか、聞かれたいんか、言いたいんか、言いたくないんかどっちやねん!!

となったが、夫の話を聞いてみると、こうである。

夫曰く、イングランドでは、例えば休日を取るとなったら「どこ行くの?」「何するの?」という会話が普通なのだと言う。

つまり、休みを取って遊びに行くことがなんらおかしいことではないから、平気でそういう会話がなされる。
でも日本ではまだまだ有給を取ることに引目を感じなければならない風潮が色濃く残っているため、有給を取る理由を濁す方が都合がいい。
もちろんプライベートなことを聞かないという配慮かもしれないが、聞かないことが互いにとって居心地がいいということもある。

わたしは日本のそういうところは嫌いではない。
相手を配慮して、相手が言うまで聞かない。
相手が言い出せば聞く。
特に職場では、そういう距離の取り方がちょうどいい。

 

で、夫的には、日本のそういう文化を知りつつも、まだ自分が実践するのはちょっと難しいようだ。
わたしからしてみれば、特に理由を言わないで休みが取れるんだからいいじゃんと思うのだが、夫はなんか釈然としないようで、そのへんが文化の違いだなぁといつも思う。

結局夫はわたしの忠告の通り「ここ、休みを取ります」と言って有給を取ったようである。
ちなみに夫が有給を取るのはもちろんこれが初めてではない。
以前も夫はイングランドから友達が…とかイングランドから家族が…とかイングランド用事を作って有給を取ってきた。
もちろん本当にそんなこともあったが、そうではないことも多々あった。
そんな流れからの今回だったので、

そんなしょっちゅうイングランドから都合よく来日せーへんやろ!余計怪しいわ!とわたしが強く言ったことで、やっと夫は「多くを語らない」ことを学びつつあるのであった。