マイケル・ジャクソンでケンカした夜
先日の夜のこと。
ダーリンと言い争いをした。
きっかけは「Leaving Neverland」。
そう、今巷で話題になっているマイケル・ジャクソンにまつわるドキュメンタリー映画である。
そのときわたしはまだその存在自体を知らなかったので「何それ?」といった感じだったのだが、ダーリンから大まかなあらすじを聞いてひっくり返りそうに。
マイケルがその昔、性的虐待をした(とされる)二人の男性による告発の映画だと言うではないか。
えー!いやいや、ちょと待って。
今になってまたそれやるの?
マイケル・ジャクソンのその疑惑って、そもそも、裁判して疑いが晴れたんじゃなかったっけ?
すごい長い時間かけた裁判、あったよね?
そもそも、ダーリンはテレビやネットのゴシップの類はまったく興味がないし、何より確信持てない情報に振り回されるなっていつも言うではないか。
現に、ゴシップ大好き(エンタメとして楽しんでいる)なわたしを常に冷ややかな目で見ている。
それなのにこれを見たいと言うのはちょっといかがなものかと思うよ、わたしは!
賛否両論あることを承知で言うが、これこそ最大のゴシップだと思うのだけどね!
…という感じで討論になりケンカに発展した。
わたしが熱くなってしまっまのはダーリンが珍しく一方的な主張を鵜呑みにして、マイケルはやっぱり変な人だ、と言い出したから。
裁判には無罪になったけど、マイケルを崇拝していた子供(当時)が、本当のことなど言えるわけがなかったと。
大人になってからことの重大さに気づき、今、証言をしようと思ったと映画では語られていた。
うん、分かる。
でも待って。待ってよダーリン。
確かにその人たちが本当のことを言っているかもしれないけど、もうマイケルはもういないんだよ。
死人に口なしとはまさにこのことよ。
これって、あまりにもフェアじゃないと思うのだが、みなさんどう思います?(人様に委ねてみる)
わたしも一歩も譲らんがダーさまも全く譲らん。
この人優しいけどめちゃ頑固なのよね…。ハイ、わたし知ってた!
だからムカつく!!すげームカつく!!
キーー!!(思い出し怒り)
わたし、そこまでマイケルに思い入れないし、特別大好きというわけではないけど、ダー様がそう言うからこっちもこう言う!ってな具合で引くに引けぬ泥仕合。
結局両者一歩も譲らず、この話はもう二度としないことで折り合いをつけた。
というかわたしが勝手にそう決めた。
もうこの手の議論はしたくない。
どうせ議論するなら自分たちの将来のこととかにエネルギー注ぎたいわ。
映画は確かに、胸をえぐられるような気持ちになった。
でも。
もうマイケルはいないのにな。
そう思わずにはいられぬ夜であった。