つれづれ手帖

アラフォー。純ジャパ。国際結婚。

結婚が誰かを安心させることもある

 ずいぶん前にこんなブログを書いた。

 

kumahat.hatenablog.jp

 

結婚するってことは、単純に家族が増えるということ。
血の繋がりのない人が、ポンっと入ることで新しい風が吹いて、家族が活性化される、というような内容である。

弟もわたしも結婚してそれぞれの伴侶を見つけたことで、わたしの両親はほっと胸を撫でおろしたことであろう。

特にわたしな!問題児だったわたし!
アラフォーになってものらりくらりしていたこの女。
あぁ、両親の心中お察しします(目線おかしい)

 

上記のブログにもちらっと書いたけど、わたしが結婚しよう!と思い立ったのは、弟の結婚がでかい。
弟のお荷物にだけはなりたくない!!!という一心で突き動かされていた。
と書いたら大げさに聞こえるかも知れんけど、結構それ、マジやねん。太字にするくらい。

 

 

そんな話をこの間友人としていたときのこと。
「わかるわー!!!」と彼女は言った。

「わたしも妹いるけど、妹が結婚したときはほんとうにホッとしたもん。
もし妹が独身のままおばあちゃんになったら、一緒に住もうとか考えてたんよ。笑うかもしれんけど、結構マジで考えてた。
でもほんとによかったわー。一緒に住むのが嫌だったわけじゃないけど、そりゃ自分のダンナと年取っていくほうが気が楽でしょ。そこは身内の方が絶対気ぃ使うやん」

…なるほど。言われてみれば。

もしかしたら、わたしも弟にそんな心配をかけとったのかもしれぬと想像するだけで、ほんまよかったーー!!ってゆーかわたしをもらってくれてありがとう、夫よ!!!と感謝の気持ちでいっぱいになる。
よし、今日は好物作ったろ。

 

 

で、彼女の話には続きがあって、妹さんの旦那さんは同じ地元の人だから余計安心なんだそうだ。
彼女もわたしも地元を遠く離れて結婚している身。
車でピュッと行って家族と会える距離ではないところで生活を始めている。
だからこそ彼女は妹が地元で、地元の人と結婚してくれたことがとても嬉しかったのだ、と。

「めちゃ離れたとこで結婚した自分を棚に上げて何言うとんねんって感じよな?でもほんまよかったわ〜」

 

わたしはそれに対して「わかるわーー!!!」と言った。

 

わたしの場合は弟が地元で地元の人と結婚し、しかもゆくゆくは実家の近くに家を建てる予定である。

両親と義妹は仲良しだし、心底めちゃくちゃホッとしている。
義妹がお嫁に来てくれたから、弟が地元にいてくれるから、わたしは安心して地元を離れられることができたと言ってもいい。


そんなことを言うと、いやいや荷が重いわ!!と思われるかもしれないけれど、彼らの存在はわたしを妙な責任感から解放してくれたのである。

 

だから、結婚するってのは一番は自分の幸せのためだろうけど、だれかを安心させるため、というのは大いにあると思う。

そういう気持ちを無視したら、それはきっといけないことだと思うのだ。